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FAXとTPP

チャールズ・ダーウィンは、1835年に航海で寄ったガラパゴスの経験をもとに、「すべての生物は、長い時間をかけて自然選択で進化する」との進化論を唱えた。ダーウィンフィンチという小さな鳥は、環境に適応してそのくちばしが変わるなどの進化をしたのだ。そして、その進化は今でも続いている。


ダーウィンフィンチ

 

 日本の独自文化・独自技術は様々あるが、最近、世界にはなくて日本で残っているものとして「部活」と「FAX」の記事を見た。日本人は、安定性を求めて大きな変化を嫌う精神があるように思うが、その独自技術は「ガラパゴス」として揶揄される。効率性を重視するいわゆる「グローバリスト」には我慢ならないのだろう。効率性から言えば、すぐにその技術を止めるべきであり(「FAX」なんて即止めるべきであり)、「日本はガラパゴス、日本は駄目だ。だからトップダウン(政治)で改革して成長だ」と言われるのだろう。

「なぜ日本では運動部活動なるものがあるのか? Amazing!」――『運動部活動の戦後と現在』(中澤篤史)ほか / 今週のオススメ本 / シノドス編集部 | SYNODOS -シノドス-

日本ではFAXがまだまだ生き延びている不思議 - ゴールデンタイムズ

 

改善は重要だ。そしてそれは自然な環境変化に適応する進化と言える。また、長い時間をかけて自然淘汰される技術もあるだろう。ただ、政治による大きな環境変化(改革)は、まったく別の外来種をもってくるようなものだ。今話が進んでいる環境変化(TPP)は、まさにそれに当てはまるのではないか。それは、今の自然な環境に適用しようとしているダーウィンフィンチを絶滅させてしまうものだ。もっとダーウィンフィンチを育てることが様々な国の独自の文化のある「みんな違ってみんないい」(金子みすず)なのではないか。

 http://www.asahi-net.or.jp/~pw2t-mnwk/Favorite/Misuzu.html

 

 (追加)9月に次の記事を見つけました。記事ではその理由として、「収集(コレクション)を好む文化」や「保護主義的なビジネス風土」があげられているが、「握手権等の特典」もCD売り上げを維持している理由かもしれな。

いまだに全音楽の85%がCDで購入される、不思議な日本 « WIRED.jp

 鬼龍院翔「CDに音楽以外の特典を付けて売ってるのはアイドルだけじゃない」 : J-CASTテレビウォッチ

(この文章は、今後アナウンスなく修正される可能性があります)