金融政策の限界
(久々のアップです)
基本的に、個人がお金を使ってモノやサービスを買うことで景気は良くなっていく。
財政政策と金融政策の違いは下のとおり。個人や企業に直接的に働きかける財政政策の効果は大きい。
金融緩和では、銀行に現金が積み上がるが、企業・個人までは回らない。
アベノミクスで実施した政策は次のとおり。
金利が下がったからといって、個人が住宅ローンを増やしたり、企業が投資の借り入れを増やす明確な傾向は見られない。逆に今の借り入れの借り替えが起こり、銀行の収益を圧迫した。(銀行にお金がたまっている状態だ。)
なお、マネタリーベースが増えたのにマネーストックが増えていないのは、次の図を見れば分かると思います(個人・企業に行きわたっていない)。
しかし、日銀の金融緩和の総括はどういう結果になるのでしょうね。
(参考)