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日本の殺人発生率

〇千葉県我孫子市ベトナム国籍のレェ・リンさんが殺害された事件で、日本人が逮捕された。「日本は安全な国だと思っていたのでショックで、悲しい」との声もあった。

 

〇大変、痛ましい事件であった。日本は本当に殺人発生率が他国に比べて低いのだろうか?年次推移の各国の殺人発生率を比較してみた。

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【 資料:GLOBAL NOTE 出典:UNODC 】

http://www.globalnote.jp/post-1697.html

 

〇結果として、統計上、日本の殺人発生率は、南アフリカの約1/100、米国の約1/10と大幅に低かった。また、日本の殺人のうち、組織犯罪(マフィア、暴力団等)の占める割合は約20%、また、家族による殺人は40~50%とのことだ。そのため、年間300~400人が他殺でなくなっているが、組織犯罪ではななく、また、家族でもない人からの他殺人数は、年間100~200人と推定される。

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図録▽他殺による死亡者数の推移

犠牲者多数の主な事件

1938年5月 岡山県の集落で男が猟銃や日本刀で村民らを襲撃。30人が死亡したとされる津山事件。溝口正史の推理小説八つ墓村」のモデルになった
1948年1月 東京都豊島区の帝国銀行支店で、毒物を飲まされた行員ら12人が死亡(帝銀事件
1971~72年 連合赤軍群馬県などのアジトで仲間をリンチし12人死亡
1995年3月 オウム真理教信者らが、東京都心の地下鉄で猛毒のサリンをまき13人死亡
2001年6月 大阪府池田市の小学校に侵入した男が包丁で児童8人を刺殺
2004年8月 兵庫県加古川市で、無職男が隣人ら7人を刺殺
2004年9月 福岡県大牟田市で、元力士兄弟の一家4人が知人女性の家族ら4人を殺害
2005年2月 岐阜県中津川市で市職員の男が親族5人を殺害
2008年6月 東京・秋葉原で、派遣社員の男が通行人に切り付けるなどし、7人死亡
2008年10月 大坂・難波で、無職男が個室ビデオ店に放火、16人が死亡
2009年7月 大阪市のパチンコ店で男がガソリンをまき放火。客ら5人が死亡
2013年7月 山口県周南市で5人が頭部を殴られ死亡。近くに住む男を逮捕
2015年3月 兵庫県洲本市の住宅で男女5人が刺殺され、近所の男を逮捕
2015年9月 埼玉県熊谷市の住宅3軒で、住民の男女6人が殺害された。殺人などの疑いでペルー人の男を逮捕
2016年7月 相模原市緑区にある知的障害者らが入る施設で19人が殺害された。障害者は安楽死させた方がよいと計画的犯行に及んだ元施設職員の男を逮捕

(資料)東京新聞こちら特報部」2017年7月27日

 

日本は相対的に殺人発生率は他国に比べて低い。ただし、家族同士の殺人を除けば全国で2~3日に1回は殺人が起きていることになる。そういったリスクがあるということは十分理解しておくべきなのだ。