沖縄県とケンタッキー
新型コロナの感染者の多い国では、新型コロナの死亡率と肥満率について関係があることは以前にご報告のとおり。
日本では人口密度と新型コロナ感染率と関係がある(接触確率が高いため)ことも報告したとおり。ただ、沖縄県が突出していたのが気になっていた。
今回、都道府県別の肥満症率と新型コロナの感染率を見てみた(肥満症率は国民生活基礎調査(令和元年)から算出)。結果、感染率が高い県においては、肥満症率が高いほど新型コロナの感染率が高いという関係が見えた。沖縄県は肥満症率が高いため感染率が高いと思われる。
沖縄県はかつて長寿日本一の県であったが、戦後死亡率が悪化、2000年には26ショックが生じるなど死亡率の悪化に歯止めがかかっていない状況(県別で26位まで男性の平均寿命が順位低下)。要因の一つは食生活の変化、沖縄県民はケンタッキーが大好きなのだ。
20年前からの肥満症率の増加を比較してみたが、沖縄県が突出して悪化率が高い。健康意識の高まりによる改善を期待したい。
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